3月からフィラリア予防する??

「そろそろ犬のフィラリア予防をしたいんです。私がさっき蚊に刺されちゃって、この子のことが心配で。」
という主旨のお電話をここ数日で何件か頂きました。
ここ数日暖かかったせいか、もう蚊が飛び始めているところがあるようです。

当院の患者様には毎年お話しているので、ご存じだと思いますが、
フィラリア予防期間は蚊の発生1か月後から、終息後1か月後までです。
ですから仮に、3月から蚊がブンブン大発生する地区にお住まいだったとしても、4月からの投薬で充分に間に合います。
大丈夫です。ご安心くださいませ。
3月からフィラリア予防する??

左フィラリアに関する基本知識はこちら。
フレンチブルのブーちゃんがムービーでわかりやすく解説してくれます♪




フィラリア・ゼロ運動のサイトにはムービーだけでなく、色々とためになる情報満載です。ぜひ、ご覧ください。

また、今この時期に飛ぶ吸血性の蚊は成虫で越冬する種類です。
(雨が降ったこの数日で、卵がふ化してボウフラとなり、吸血成虫にまで成長するのはムリ)

成虫で越冬するタイプの蚊は、一体どこで越冬しているのか?
蚊は15度以下の気温でも生存可能ですが、蚊の体内にいるミクロフィラリアは18度以下では生存が難しいとされています。
晩秋に羽化するメスは、翌春まで縁の下・換気口・下水設備・洞穴のほか、防空壕などに集まり、休眠状態で冬を越します。
休眠場所の温度状況は知る由もありませんが、常識的に考えると真冬に18度をキープしているとは考えにくい。
ゆえに、重ねてご安心くださいませ。

てんとう虫アリムシテックワールドてんとう虫アリという面白いサイトを見つけました。
蚊にまつわる情報がたくさん書いてあります。
興味のある方はぜひ覗いてみてください。

「それでも心配なのよお~~えーん
という方は、そのままにせずぜひご相談ください。
投薬前の感染検査はすでに受付を開始しております。
疑問は積極的に解決するのが、高い飼主力の証ってもんです!

早くから予防を始めたところで、動物に負担がかかるわけではありませんが、決して安いお薬ではありませんので、正しい知識をお持ちのうえご判断くださいね。
(F.Yoshinaga)


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