当院の近く、逆川沿いの土手の河津桜が見頃を迎えています。
歩道のすぐ脇には、大好きなイヌフグリの鮮やかなブルーがちらちら。

「イヌフグリ」という名前を知ったのは子供の頃でしたが、「フグリってね、キン○マって意味なんだって」と父。
子供の頃は何言ってんだ?ぐらいでしたが、さっきイヌフグリで検索したらまんざらウソではないらしく、正しくは「袋」の方をさすそうですよ。
へんてこ小話で、どうもすいません。

そして身内のことで恐縮ですが・・・
当院の動物看護師の鈴木が、先日行われた「JAHA認定看護師2級」および「統一認定試験」の両方に合格しました!皆様、ご来院の際には「おめでとう!」と、ひと声をかけてやってくださいまし。
鈴木にあやかって、玄関に飾っている絵手ぬぐいを桜の柄にしてみました。
現在、動物看護師という職業には国家資格はありません。
5つの認定団体が個々に「独自の基準」で認定を行ってきましたが、かねてより「統一基準での認定を」という要望がありました。
それがようやく!今年の2月19日に第1回目の
統一試験が実施され、来年度からは各団体個別の認定試験が無くなり、統一試験のみとなります。
5つあった動物看護師の認定団体のうち、唯一JAHAだけは段階制でした。
鈴木にはJAHA1級の取得を期待していただけに、レベルの高い
JAHAの認定試験が無くなってしまうのは残念ですが、統一試験になることで受験資格が厳重になっていくことでしょう。
そして、いずれは国家資格になることを祈っています。
初診の患者様のお話を伺っていると、動物看護師とペットトリマー、ペットショップの店員などの職域の区別がつかない方もいらっしゃいます。
動物の調子が悪くなったときの相談の優先順位が、動物病院が一番最後の方もいたりするので、動物医療に携わる私共にとっては残念な事です。
「インフォームドコンセント」とか「ホスピタリティー」という言葉が有名になってもう随分経ちます。
当院でも力を注いでいることですが、これらを実現するには適切な知識と技術を兼ね備えた動物看護師の存在が欠かせません。
動物看護師がもっと世間に認めてもらえるようになるとうれしいです。
(F.Yoshinaga)
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