東日本大震災により、愛するペットとはぐれてしまい、懸命に探している方たちが大勢おられます。
私たちが暮らしている
東海地方にはいずれ大きな地震が来る!と言われているので避難訓練は盛んに行われていますが、ペットの防災対策までしている方は、果たしてどれくらいいるでしょうか。
しつけ方教室のインストラクターである古田先生に、日頃からやっておきたいペットの防災対策について記事をお願いしました。
ぜひ、参考にして頂きたいと思います。(F.Yoshinaga)
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被災された皆様。
心よりお見舞い、一日も早い復興お祈りを申し上げます。
運よく被災をまぬがれた、ペットを飼っている皆様。
今、私たちに何が出来るのかを考え、出来ることからはじめていきましょう。
大切な家族、犬、猫のために!!
今、我が家には、福島県で被災したワンコが1頭います。
その子の飼い主様は7ヶ月のMIX犬3頭を連れ浜松まで避難。
同伴避難が出来ず、新しい飼い主のもとへ3頭はひき取られていきました。
そのうちの1頭の飼い主は、トイレのしつけをしようとワンコの頭を叩く、思うように出来ない、断念、保健所へということに。
それを聞きつけた方から私へSOSが入り、我が家で一時預かり、トイレトレーニングをし、新しい飼い主を探すことになりました。
「それだけの理由で?」と思われる方もいれば、
「トイレが出来ないのはね~」という方もいると思います。
人それぞれの考え方はあるとは思いますが、人には迷惑を掛けないこと、これは人間も我が子同然のペットも同じことではないでしょうか?
幸い、その子は間に入ってくださった方が新しい飼い主様になりましたが、
食事中に他犬が来ると唸るので、ただいま我が家でトレーニング続行中です。
そこで、皆さん。毎日、少しずつ、今日から一緒に始めてみませんか!!
★名札・鑑札をつけましょう。
(番号だけでも首輪に!マイクロチップがあればなお安心。)
★クレート、ケージトレーニングをしましょう。
(同行避難の時には必要です。飼い主さまと離れても平気、お留守番も出来るように。)
★いろいろな環境下でも居られるように少しずつ慣らしていきましょう。
(他人・他犬・音など)
千葉県の「ナチュラルドッグスタイル」では環境省宛に災害時における署名活動をしています。(サイトから署名用紙をダウンロードして郵送です)
活動の趣旨に賛同いただけましたら、ご協力をお願いします。